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匠の考え

根本復興大臣の会見[平成26年8月5日]

1.発言要旨
 おはようございます。私の方から、1点申し上げます。
「新しい東北」官民連携推進協議会の会員交流会の開催についてです。
  「新しい東北」官民連携推進協議会は、9月29日に岩手県で、今年度の第1回「会員交流会」を開催します。協議会の会員同士が実際に顔を合わせ、交流できる機会を提供します。
  協議会では、昨年度3月16日に、初の「会員交流会」を仙台で開催しました。約170もの団体にご参加いただき、日頃は交流する機会の無い、異なる分野や、離れた地域の団体の方々が、活発に意見交換を行う様子が見られました。この結果、取引先の開拓や、同様の取り組みを実施する団体間のネットワークの拡大など、様々な連携を生み出すことができました。
  例えば、昨年度の復興庁主催のビジネスコンテストで、大賞を受賞した「一般社団法人WATALIS」は、会員交流会における交流がきっかけとなり、販売フェアの開催につながっています。
  この他、今年度は、宮城県と福島県でも会員交流会を開催する予定です。多くの会員の皆さまに参加いただき、こうした会員間の連携が、より多く生まれることを期待しています。
  なお、今年度の「新しい東北」復興ビジネスコンテストでは、8月20日まで提案を募集しています。優秀な案件ついては、事業化に向けたきめ細かな支援を行うとともに、会員交流会でPRなども行っていただく機会も提供します。奮ってご応募いただきますよう、お願いをいたします。
  私の方からは以上です。

2.質疑応答
(問)福島知事選についてお伺いします。昨日、自民党の河村選対委員長が官邸で菅官房長官と会談いたしまして、与野党相乗りを視野に検討することで一致した、と説明しました。復興にとって福島知事選は大変重要な選挙だと思うんですが、大臣のほうから、今どう見ていらっしゃいますか。
(答)福島県知事選については、福島県連が中心となって、今、作業を進めていると聞いております。これから、知事選というのは、いろいろ流動的な要素もあるし、これからだと思いますね。

(問)相乗りの可能性ということについては。
(答)様々な可能性があると思いますが、それも含めて、これからだと思います。

(問)現職の佐藤知事は、まだ進退を表明されていませんけれども、佐藤知事の評価についてはどうお考えですか。
(答)いずれにしても、福島の復旧復興というのは、大変な状況の中でやってこられた。それは、こういうときは、首長はそれぞれ大変な状況の中でやってこられたのだと私は思います。

(問)昨日ですけども、宮城県の村井知事が、指定廃棄物の最終処分場建設をめぐって、3カ所の詳細調査受け入れを決定しました。このことについて、大臣はどのように受け止めていらっしゃるか、考えを。
(答)指定廃棄物最終処分場の整備、これは担当である環境省において、地元自治体の意向を最大限尊重しながら、安全性の確保に関する丁寧な説明を行うものとして、しっかり対応していただきたいと思います。

(問)県知事は受け入れを表明しましたけども、3カ所のうちの1カ所、加美町は調査受け入れ反対を表明しています。また、残る栗原市と大和町も、調査は受け入れるけども建設には反対だ、という立場を示しています。相当難航が予想されると思いますけれども、この点について大臣はどのように。
(答)繰り返しになりますが、この問題の担当である環境省において、地元自治体の意向を吸い上げ、尊重しながら、安全性の確保に関する丁寧な説明を行うなど、しっかり対応していただきたいと思います。

(問)先ほどの知事選の関係で、ちょっとお尋ねしたいんですが、昨日、相乗りの報道があって、県民の間では、「復興を進めるためには、党派を超えて一致団結することが必要だ」という意見も聞かれる一方、「復興の評価をめぐって活発な論戦を繰り広げるべきだ」という賛否両論が挙がっていると思います。そのような状況について、大臣としてどのように受け止めていらっしゃるかと。
(答)それはいろいろなご意見があると思いますね。今紹介されたような。これは様々なご意見があると思います。いずれにしても、これからの対応だと思います。

(問)関連してなんですけど、中間貯蔵施設の地域振興策について、まだ県側と政府の方で調整を続けていると思うんですが、自民党の県連内から今回、いわゆる交付金の規模をある程度確保してしまうと、佐藤雄平知事の、現職の手柄になるということで、渋っているのではないかという見方が出ています。これについて、大臣はどのように受け止めていらっしゃるんですか。
(答)それは、渋っているって、我々がということですか。

(問)はい。
(答)随分いろんな見方があるんだろうな、と思いますね。

(問)靖国参拝の件で。8月15日、もしくはその前後に参拝されるご予定はあるかどうかということを、まずお話しいただけますか。
(答)私がいつも申し上げておりますが、我が国のために尽くされた方々に対する崇敬の念、私は常に持ち続けております。そして私としては、その時々に、その時々の自然な気持ちに添って参拝をしています。

(問)安倍首相ですけども、15日に参拝されるような予定はありますか。
(答)それは総理のご判断だと思いますね。

以上