これが年金改革だ・・・「年金なんかこわくない」 - 2
−政治家なら、こう説得する−
【改革のポイント1 給付の伸びを抑制しても、将来『安心して暮らせる額』を保証】
- 改革案は、「これから支給する厚生年金(2階部分)の給付水準を現行制度で伸ばした水準より5%下げ」「既に年金を受給しはじめた者の年金額は当面物価の伸びのみで改定」との提案です。
- 「厚生年金(2階部分)の給付水準下げ」と言っても、現行制度で伸ばした水準から下げるということであり、伸びは抑制されますが給付額は増えます。(物価上昇率で割り引いた実質額でも、年金額は増えます。) また、国民年金については、これまでと同じ伸びで額が増えます。
<改革案における給付の見直し>
(注)
1)サラリーマン世帯の標準的な年金額(夫婦2人、夫40年加入、妻専業主婦)
2)試算の前提 物価上昇率毎年1.5%、手取り賃金上昇率毎年2.3%
【改革のポイント2 負担は『無理なく払える負担』に】
- 改革案により給付の伸びを抑制する結果、2020年以降の最終保険料率は34.5%から25.2%に引き下げることができます。(この結果、本人負担は年収ベースで見ると1割以下に止まります。)
<改革案における負担の見直し>
※国民年金保険料 月13,300円(1998) →月26,400円(改訂前、2025) →月18,200円(改訂後、2020) [平成11年度価格] |
(注) 給付を「厚生年金(2階部分)の給付水準5%引下げ」「既に年金を受給し始めた者の年金額を物価の伸びのみで改定」の他に、他の給付のスリム化策(60歳台前半の厚生年金(2階部分)の開始年齢引上げ、60歳台後半の在職老齢年金制度の導入)を組み合わせる(後述)。 また、改革後の保険料率は当面(5年)据え置き、5年後に基礎年金の国庫負担割合を1/3から1/2に引き上げる(後述)と仮定した。 |
関連項目
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