そのとき、
匠が動いた!
なかまち夢通り
長年停滞してしまった郡山駅西口再開発事業の余波は、古くから地域一番の繁華街として賑わいのあった「郡山市中央商店街」にも悪影響を及ぼしました。郊外型大型店の相次ぐ出店やバブル崩壊による価格破壊により空き店舗の発生や来街者の減少など、全国的に問題となっている中心市街地の空洞化が顕在化し始めたのです。そこで郡山市中央商店街振興組合の皆さんは「エレガントでダンディーな街」をコンセプトに、世代を超えて楽しめるユニバーサルデザインの街づくりをめざし「道路高質化事業」に着手。中小企業庁のリノベーション補助金を活用し、国・県・市が3分の1の5000万円ずつ負担、総額1億5000万円の事業費で整備事業がスタートする予定でした。ところが、国からの内示が来てみると5000万円が3500万円に減額され、県・市も横並びになるので総事業費が1億500万円にしかならず、計画通りの事業完遂が難しくなりました。
そのとき、
匠が動いた!
匠が動いた!
商店街や中心市街地の魅力向上への取り組みを支援するために設置された中小企業庁に「総事業費1億5000万の事業が1億500万円に減額されたら事業自体成り立たない。全国のトップを切って中心市街地活性化法を適用させたまちづくりの先進都市、その中核となる郡山駅西口再開発事業に付随するプロジェクトだから失敗は許されない。予定通り遂行すべき」と政策論を展開。それが功を奏し、満額となる1億5000万円を確保。さらに3年後には、郡山駅前大通商店街振興組合のアーケードリニューアルの際でもリノベーション補助金を獲得。3年間で2箇所もリノベーション事業を行うのは他に見たことがないと、来郡した片山さつき議員も驚く偉業となったのです。