踏切拡幅改良を前に
〜20年間動いていなかった
船引大越小野線〜
JR磐越東線を横断する船引大越小野線の小野町・団子田地区の踏切は幅が狭く、朝夕の通勤通学の時間帯には多くの歩行者と車両で混雑し、通行に支障を来すこともありました。村上昭正小野町長によれば「20年前から拡幅改良を要望しているが、全く動いてない」という状況でした。根本匠は令和5(2023)年6月、村上町長から「小野町が費用を負担してでも踏切道を改良したい」との相談を受けます。
そのとき、匠が動いた!
踏切道の拡幅改良は、道路管理者とJR東日本との協議が必要です。当初はJRの問題だと思い、JR東日本の深沢祐二社長と直接面談してこの問題を提起したいとの意向を伝えたところ、JR側から「この案件は全く聞いていません」との返事がありました。実は、これまで小野町は、福島県やJR東日本に改良の要望を出しただけで、具体的な相談や調整は行われていなかったのです。根本は早速、県と協議し、「県、JR東日本、小野町の三者で協議する組織を立ち上げ、具体的な検討を進める」との対応方針が示されました。
さらに、福島県の踏切対策における当該踏切の優先順位を上げるため、令和5年度内に県と小野町で「通学路交通安全プログラム」の指定箇所に位置付けられるよう協議が進み、実現に向けて動き出しています。