岳温泉「地方の元気再生事業」と岳地区特定環境保全公共下水道
長期プロジェクトだった岳温泉「ニコニコ共和国」が平成18(2006)年8月に終了し、次なる展開を模索していた。
そのとき、匠が動いた!
二本松市岳温泉旅館協同組合の鈴木安一らから話を聞いた根本匠は、政府が平成20年度に創設する「地方の元気再生事業を活用したらどうか」と促す。これは、地方の創意・発意を生かし地域からの提案に基づく幅広い取り組みに、専門的な人材の派遣や社会実験の実施などのソフト分野を中心に、国が国費100%で支援を行うというもの。岳温泉は、「日本一の健康保養温泉地創造事業」という新たな取り組みを展開し、現在に至る。
根本は、磐梯朝日国立公園内にある岳地区の水質保全の観点から「特定環境保全公共下水道」の整備も提案するとともに事業予算を確保し、実現させている。