郡山市中町地区
(うすい百貨店)
事業再生支援
平成14(2002)年9月に発足した第1次小泉第1次改造内閣において、根本匠は内閣府副大臣兼総理大臣補佐官に就任、経済財政、国民生活、行政改革、道路関係公団改革、構造改革特区、食品安全行政の6分野を担当することになる。
そのとき、匠が動いた!
これだけでも大変な激務だが、不良債権の処理と併せて再建可能な企業の再生を集中的に進めるための機関として急遽創設されることになった産業再生機構の担当副大臣にも就任。陣頭指揮を執って短期間で「株式会社産業再生機構法」を成立させ、産業再生機構には広く民間から人材を集め、事業再生のプロ集団が徹底的な荒療治を断行した。最初に取り組んだ3事業の一つが、郡山市中町地区(うすい百貨店)の事業再生支援。長期にわたるデフレや個人消費の低迷、過剰な債務等で業績不振に陥っていた全国の地方百貨店再生のモデルとなった。
うすい百貨店については、産業再生機構による再建以前にも、民間都市開発機構が出資するなど政策的支援措置を講じている。街中の百貨店は都市の魅力、中心市街地の活性化に欠かせない。