本宮・三春線
「安達橋(中ノ橋)」
整備事業
三春を経由し平に向かう岩代街道、小浜を経由し相馬に向かう相馬街道と、奥州街道の宿場町であった本宮を結ぶ交通の要衝だったこの地に橋が架けられた歴史は古い。明治7(1874)年に舟橋、大正期に木橋となり、昭和11(1936)年には鉄筋コンクリート造へと改修されたが、戦前の建造で老朽化に加え、幅員が狭く歩道もないなど車社会に全く対応できていない。
そのとき、匠が動いた!
「現代社会に対応する橋の改修を」との要望を受けた根本匠は、治水対策のため阿武隈川流域を広げる改修が行われていることに着目し、緊急地方道整備工事として架け替えることを促す。平成16(2004)年に旧橋の南側に新たな安達橋が完成した。
開通式には、安達橋の歴史を映すかのように、3世代家族が渡り初めの先頭を歩いた。