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根本内閣総理大臣補佐官(経済財政担当)からのメッセージ


 内閣総理大臣補佐官の根本 匠(ねもと たくみ)です。
 安倍総理は、活力あるオープンな経済社会を構築し、日本が力強く成長していくことを、所信表明演説で明らかにしました。そうした「美しい国」の実現に向けた政策の柱の一つが「アジア・ゲートウェイ構想」で、経済財政担当の総理補佐官として、総理の指示を受け、この構想の実現を担うことになりました。

 「アジア・ゲートウェイ構想」は、アジアなど海外の成長や活力を取り込むため、人・モノ・資金・文化・情報の流れにおいて、日本がアジアと世界の架け橋となることを目指すものです。
 そのためには、日本が国際的に遜色のない制度改革を進め、経済社会の開放を進めることが重要です。日本ではいま、本格的な景気回復が現実となり、積極的な対外進出を行う力が生まれつつあります。
 こうした力を長期的な成長基盤に結びつけるためにも、世界に「開かれたアジア」を形成することが重要です。これは、安倍総理も提唱している「オープン(開放)」と「イノベーション(革新)」の「オープン」そのものです。
 アジアを中心とする海外の活力は、イノベーションの源泉でもあります。「オープン」な社会を実現することは、まさに日本の経済成長の鍵であり、「オープンなくして、成長なし」と言っても過言ではありません。

 日本は、世界に誇りうる美しい自然に恵まれた長い歴史、文化、伝統を持つ国です。日本の魅力にさらに磨きをかけ、世界にアピールし、国と地方に新たな活力を取り入れることも、この構想の大きな狙いです。アジアや世界を視野に入れ、国内の様々な地域が知恵と工夫を活かした取組を進めることを応援します。

 この構想を戦略的に推進し、具体的な政策に結びつけるため、今般、「アジア・ゲートウェイ構想戦略会議」を立ち上げました。年内に基本的考え方をとりまとめ、その後、具体的な方針や政策手法などをとりまとめる予定です。

 世界の文化や情報が融合し新たな価値を生み出す国。アジアの人々が世界に新しい情報を発信できる、世界の人々がアジアの様々な情報を入手できる、知的な交流の場を提供する国。世界の人々が訪れたい、学びたい、働きたい、住みたいと思う国。
 そうした国を目指して、スピーディかつ実効性のある政策決定が行われるよう、全力で取り組んでいく決意です。