根本匠シンポジウムを開催しました。
根本匠シンポジウムを開催しました。
平日の午後6時、どなたにとっても大変にお忙しい時間ですが、たくさんの方々にご参加戴きました。
シンポジウムの進行係は私、パネリストにお迎えしたのは、昨年の総選挙で初当選され、一回生にして既に環境部会長という要職に就いている衆議院議員で千葉7区支部長の斎藤健さん、宮城3区支部長で当選2回、前衆議院議員の西村明宏さん、神奈川17区支部長で河野洋平さんの後継者の牧島かれんさんの3名です。
西村明宏さんと牧島かれんさんとは、私と同じ、次期総選挙での必勝を期しています。
まず4名が、今どのような活動をしているのかを中心に自己紹介を行いました。
私はここでは、一軒一軒のお家を訪ねて歩く草の根運動に徹していること、農業、中小企業、医療福祉関係等々、それぞれの課題に対する処方箋や解が現場にこそあること、だから、より一層、今の時間を大切にしたい、そして、人の情、心を感じる「心の政治、ぬくもりのある政治」を実現したいのだと話しました。
ついで、わが国の政治状況をどう見るか、にテーマを移しました。
私はここでは、民主党は政党の魂というべき党の綱領を作ることが出来ないこと、当然政策は作れない、だから統治できない、というないないづくしであることをお話ししました。
沖縄普天間、尖閣列島問題、聞きしに勝る無責任な菅首相に仙石長官、まさに国家存亡の危機をもたらしました。
生産調整を条件に10a当り1万5千円の農家戸別所得補償。収入の減ってしまった農家が続出するばかりでなく、最悪なことは、消費者たる国民のお米を買う値段が下がらないことです。何のための、誰のための政策なのか。ただただ、農家から票をだまし取るためだったことが白日の下にさらされたのです。
菅、小沢両氏による代表選で、先の衆院選における公約がホゴになっていることが露見、さらに裏付けのない政策論議に失望が怒りに変っています。
3番目のテーマは自民党の再生です。
もはや民主党に任せてはおけない、しかし自民党はいったい何をやっているんだ、という皆さんの声のなかで、信頼を得ることができる、良識ある健全な保守政党として自民党を生まれ変わらせることを、お約束しました。地方から、そして草の根運動を通して国民政党を創り上げていきます。当面は、自民党は与党ボケを排し、史上最強の建設的野党として政権交代を目指します。
締めくくりとして、政治家のあるべき姿と、これからの取り組みをテーマにしました。
議論のなかで指摘されたのですが、わが国の政治状況は、政治の体をなさない政権与党であること、小沢一郎元幹事長の政治とカネにみられる自浄能力のなさ、そして財源なきバラマキにあらわれている行き過ぎたパフォーマンスの政治、世論への迎合というように、かつてなかった危機に陥っています。
こうしたなかで政治家はどうあるべきか。
子供や孫に、活力に満ちあふれ、誰もが安心でき、世界に誇れる日本を継承する。理想を高く掲げ、現実をいかに理想に近づけるか、そのために私が一貫して主張する政策本位の政治に徹することが、やはりここでも最も重要です。官僚は政策の選択肢を提示する、そして選挙という洗礼を受けた政策力を持つ政治家が基本的方向を決定する。
これからの課題は、現政権が無責任の極みにたっているため、山積。
国益を損なうことのない外交、安全保障の立て直し。
わが国が森と水田の国であることを再認識、国家資源戦略を明確にし、絶えざる技術革新・研究開発を行い、アジアの活力を取り込み、国内各産業の構造的問題を解決、そして経済のデフレから脱却する。
ムダを削減し、消費税を含む税制の改革に取り組み、社会保障と財政の立て直しを行う。
ずいぶん盛りだくさんのお話しになりました。いずれもパネリスト4名の共通認識でもあり、会場を埋め尽くした参加者の皆さんにも共有していただいたことと思っています。
今回のシンポジウムは、自民党が再生すれば、きっとこのように、活発な議論が行われ、明確な方向性を打ち出し、皆様のご期待に応える清新な姿になることを示すことが出来たと思います。