三党合意に基づく、速やかな与野党協議を民主党に求める
2月21日に行われた衆院予算委員会の集中審議で、年金一元化を含む社会保障論議を与野党で行う必要性に関連して、スウェーデンの年金改革のプロセス が、政党政治のあり方として示唆に富んでいることを紹介し、指摘しました。
スウェーデンが年金一元化を実現した秘訣は、超党派で長い年月をかけて真摯に議論し、政争の具にしなかったことです。
徹底的な調査研究を重ね、事実を見極め合意形成を目指す。見識ある政治家が詳細な議論を行い、国民の皆様に説明して理解を求めることが重要であり、国民一人ひとりの将来設計に大きな影響を与える年金改革ですから、求められるのは、不安をあおることではなく、年金への「国民的合意」を形成することです。
「年金は政治の責任だから、議論を早く始めるべき」と質問を締めくくりましたが、「政治の責任」という言葉を、委員会に出席した民主党議員はどのように受け取ったのでしょうか。
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